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気になるあのクリエイターPART1 上松範康・神前暁・田中秀和・平田祥一郎

前回の記事を書いた前後から、
キラー・チューンを作った作曲家さんはどんな人なんだろう?と調べていたら、なかなか面白いことになっていました。普段僕らが音楽を聴くとき、歌う歌手やアイドルに着目することがほとんどですが、「作曲家」というキーワードを使うと、面白いつながりが見えてきます。
でも要は単純に、あの曲を作ったこの人が別のアーティストのこの曲も提供した、というつながりを見つけるのが楽しい面白い、ということですね。

以下、私が興味を惹かれた作曲家名とその人の主な提供曲(代表曲)とそのコンテンツを紹介してみます。斜字が私がお気に入りの曲です。これらはあくまで個人的な嗜好ですし、個々の作曲家さんの曲をすべて聴いているわけではありません。正確には、「ある作曲家の実績のうち、私が好きな曲やジャンルの特徴を軽く分析した結果こうなった」という内容ですので、その点はご容赦ください。



上松範康さん

代表曲:「Discotheque(通称ちゅるぱや)」、「Dancing in the velvet moon」、「Eternal Braze」、「Synchrogazer」、「Lovely Fruit」、「深愛」(ここまですべて水樹奈々さんへの提供)「マジlove1000%」「逆光のフリューゲル」

00年代以降のアニソン作曲家の第一人者と呼んで差支えないクリエイター。アニソン・ゲーソン・声優ソングと幅広く楽曲提供をされています。特に水樹奈々さんとのコンビは名曲揃いで、その筆頭はEternal Brazeでありましょう。
ピアノ、ストリングス、ブラスサウンド。ユーロビートとまんべんない種類のサウンドで、オーケストラのような壮大さを感じさせる曲調が特徴と思われます。一方でちゅるぱやや「Maria&Joker」のように、声優ソングには珍しい、トランペットを活かしたジャズ系のサウンドも特徴的です。
音楽制作集団Elements Gardenの代表でもあり、Elements Garden自体も様々なクリエイターの方が独自に作曲活動をしています。ちなみに上松さんの実妹の上松美香さんの夫の藤間仁さんもここに所属しつつアニソンクリエイターとして活動されており、水樹さんにいくつか楽曲を提供しています。


神前暁さん

代表曲:「もってけ!セーラーふく」「God knows」「冒険でしょでしょ」「キラメキラリ」「GO!MY WAY!」「恋愛サーキュレーション」「白金ディスコ」「雨上がりのミライ」(ミルキィホームズ)「Motto☆派手にね」(戸松遥)

上松氏と並ぶ現代アニソン作曲家の巨頭にして、萌え系電波ソングの第一人者。アニソン作曲家としての知名度もおそらくナンバーワンで、「もってけ セーラーふく」「ふたりのもじぴったん」「キラメキラリ」「GO!MY WAY」など、ネット上で記憶に残る楽曲を多く作っています。提供コンテンツも、「らき☆すた」「アイドルマスター」「じょしらく」「ビビッドレッド・オペレーション」など、よくも悪くもネット界隈に話題になる作品が多いです。所属するサウンドクリエイター集団「MONAKA」に掲載のプロフィールから引用すると、

その音楽は、親しみやすくキャッチーでいながら不思議と耳に残る独特のメロディーセンスを最大の武器とし、主題歌から劇伴まで、ファンクからオーケストラまで、ジャンルを飛び越えた縦横無尽のサウンドメイクで聴く者を魅了する。

とありますが、非常に的確といえます。上松さんが壮大な曲や疾走感のある曲、いわゆる「高まる」曲を得意とするのに対し、神前さんは一度聴いたら忘れられない曲や可愛い曲を得意とします。渋谷系的要素も氏の得意とするところであり、「もじぴったん」「ハミングガール」(「Aちゃんねる」エンディングテーマ)がその一例です。さらに「Motto派手にね」はどう聴いても、アニソンではなく80年代アイドルソングとして聴かされても全く違和感のないサウンドです。ジャンルを飛び越えたサウンドメイク、とはこの多彩ぶりを言う

個人的な感覚に根差す内容になるのですが、神前さんの、特に可愛い系の楽曲は、「オタク文化」「アキバ系」を代表するサウンドではなかろうか、つまり、我々が近年流行りのアニソンの曲調、と聞いて真っ先に想起するのが神前さんの曲ではないかな、と思います。
 いずれにせよ、この一記事だけではとても書ききれない実績を持った方です。


田中秀和さん

代表曲:「カレンダーガール」、「Prism spiral」、「Move on now」、「Angel Snow」「放課後ポニーテール」(以上すべて「アイカツ!」)、「太陽曰く燃えよカオス」(這い寄れ!ニャル子さん)、その他「黒執事」「WORKING」などへキャラクターソングを提供

この人に興味を持ったのはただでさえ良曲揃いのコンテンツ「アイカツ!」の中で私が好きな楽曲のほとんどに関わっていたことがきっかけです。神前さんと同じMONAKA所属で、師弟関係にあります。
MONAKAのスタッフ紹介ページでは一番下に紹介ページがあるようにまだ若手の方で、活躍し始めたのは2010年頃からですが、「アイカツ」でラテンハウス(Move on now!)、テクノポップ(Prism Spiral)、渋谷系(Angel Snow)と異なるジャンルをすべて網羅し、かつどの曲も外れがないという実績はかなりのものがあります。
(」・ω・)」うー!(/・ω・)/にゃー!という独特のフレーズで話題となった「太陽曰く燃えよカオス」も、「アイカツ!」の曲とは別に、神前さん譲りの中毒性ある楽曲です。
才能に驚くばかりであり、今後どのコンテンツにどんな曲を提供してくれるのか期待が高まるクリエイターの方です。


平田祥一郎さん

代表曲:「Dear Woman」(SMAP)「Lovely Girls Anthem」(麻生夏子)、その他ハロプロアーティストへの編曲DanceDanceRevolution、pop'n musicなどゲームBGMの提供も多数
始めは「Lovely Girls Anthem」(ミルキィホームズエンディング曲)の作曲者として知ったのですが、なんとSMAPの「Dear Woman」の作曲家でもあったとは! その他ハロプロ所属のアーティスト(モーニング娘。、C-ute、Berryz工房、スマイレージ、美勇伝、ミニモ二)をはじめ、アイドル・アーティストへの作曲・編曲の実績が多くある方です。従って活動期間もかなり長く、10年以上に及んでいます。
確かによく聞いてみると、「Dear…」も「Lovely」…も爽快な打ち込みが似ているようにも感じます。
実績がアニソンよりJPOPの方がメインですので、曲もあまり「アニソンチック」ではありませんが、キャッチーで聴いていて気分が高まる曲ばかりです。
ゲーム音楽の方は私は疎いのですが、音楽ゲーム「pop'n music」の「会社はワタシで廻ってる!?」は、私がこの人を知るきっかけとなった2曲に似た爽快なサウンドで、やはり一度聴いただけでハマったキラー・チューンです。

そして、平田さんの活動を知り、また今後記事にしていく予定の作曲家の実績を知って思ったのは、

「作曲家」という視点で見ると、アニソンとアイドルソングの垣根は意外と低いのではないか


ということです。
ソロ・グループを問わずアイドルへの曲提供と共に、アニソンの作曲・編曲でも活躍している作曲家が
何人もいますし、「声優アイドル」というジャンルも音楽界に定着しつつあります。
「アイドル」と「アニソン」の世界の意外なつながりがわかるということで、こうした
楽曲やクリエイターに関するリサーチ、まだまだ続けていきたいと思います。
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私のキラー・チューン

私は音楽を聴くとき、特定の歌手やアイドルの曲を何曲も聴くより、歌手に拘らず好みの曲調の楽曲をお気に入りに加えていくという鑑賞スタイルをとっています。
Jポップだろうがアイドルソングだろうがアニソンだろうが昔の曲だろうが今の曲だろうが、とにかく「好きなジャンル・チューン」というのがあり、それに合った曲がお気に入りに追加されていくという楽しみ方です。
「好きな曲調」を一言で言うと「ノリのいい曲」になります。どうやら、
ハウス、テクノポップ、ディスコ、ダンスチューン、ラテン、ユーロビート、渋谷系
これらのジャンルの特徴を備えた曲、になるらしい。
(あくまで個人的な分類なので一般的な定義とはずれているかもしれませんが)
反対にバラードやハードなロックは苦手です。
具体的な楽曲を挙げてみますと、例えば
Now loading sky(スフィア)H@ppy togetheryou make me happy(ともにフレッシュプリキュア!のエンディングテーマ)、「Lovely girls Anthem」(麻生夏子)
この四曲のようなサウンドはもうどストライクと言っても過言ではありません。
前3曲はブラスサウンド(金管楽器から出るような音)がとても効果的で、爽快なメロディをより爽やかで軽快に仕上がっていますし、Lovely girls Anthemは可愛さと爽やかさが同居するサウンドが魅力的で、4曲とも一度聴いただけで好きになった個人的キラーチューンです。


また、テクノポップ系ですと
名曲「Love exe」(桃井はるこ)「Prism spiral」(アイカツ!劇中歌)も一推しです。
前者はテクノサウンド(若干ユーロビートも混じってるか?)全開で、いかにもヴァーチャルな世界を連想させます。疾走感もたまりません。以前記事に書いた「Prism Spiral」は、女の子向けコンテンツの曲とは思えないくらいのクオリティです。

その他、底抜けに明るい王道アニソン系の「雨上がりのミライ」(ミルキィホームズ)、ラテン系の「mermaid festa vol.1」(μs)、「Move on now!」(アイカツ!劇中歌)などがお気に入りです。

…と、ここまでならただの曲紹介で終わってしまうのですが、何となくこれら、好きな曲の作曲家の方々のディスコグラフィーを調べていたら、

「Lovely girls Anthem」とSMAPの「Dear WOMAN」が、
「mermaid festa vol.1」とAKB48の「言い訳maybe」が、
それぞれ同じ作曲家の手によるもの、


ということを知って、JPOPとアニソンの意外なつながりを面白く感じています。
確かに「Lovely~」と「DEAR~」はよく聴くとメロディが似てなくもないし、
「mermaid~」はラテン系だから一見(一聴?)わかりづらいけどアイドルソングとして聴けば、それはそれで
違和感なく受け入れられる曲といえます。

そこで、僕が聴いたことがある、他のアニソン、声優ソングなどについても、「作曲家」で分析してみるとどうなるか?ということも記事にすることも考えている今日この頃です。


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