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さあ、才能に目覚めよう

星座占い、血液型性格診断、MBTI、エニアグラム、エゴグラム…
世の中は、「あなたはこんな性質の人間ですよ」と言い当ててくれる性格診断で溢れている。
科学的根拠のない、雑談のネタにしかならないものから、多少科学的なものまでいろいろだ。僕もいくつか試してみたりした。
そんな中「さあ、才能に目覚めよう」という本がある。
アマゾンリンク

この本は、ギャラップ社というアメリカの調査会社による200万人の職業人へのインタビューとリサーチをもとに、タイプ分類として34の資質を導出した。購入者はインターネットでテストを受けることで、その人が持つ上位5つの資質が判明する、というもの。このテストとか資質群は、「ストレングスファインダー」と呼ばれている。34の資質の内容は、
アレンジ、運命思考、回復思考、学習欲、活発性、共感性、競争性、規律性、原点思考、公平性、個別化、コミュニケーション、最上思考、自我、自己確信、社交性、収集心、指令性、慎重さ、信念、親密性、成長促進、責任感、戦略性、達成欲、着想、調和性、適応性、内省、分析思考、包容、ポジティブ、未来志向、目標思考
面白いのは、本を買ってコードを取得しないとテストは受けられず、しかもコードは1回限りしかきかない、というシステム。つまり古本屋で買ってもコードは既に使われていてテストは受けられない。上手い商売だな…と思って何度か立ち読みしたことはあってもテストを受けたことはなかったのだが、「ストレングスファインダー」で検索すると、ネット上でコードだけ取得してテストを受ける、という手段もあることが判明。コードの購入までは英語だが、テスト自体は日本語で受けられた。

結果は…
1位、着想(ideation)
2位、自我(significance)
3位、適応性(adaptability) 今を大切にする。流れにそって考え行動する
4位、最上志向(maximize)自分の長所を最大限に生かしたい
5位、内省(intellection) 考えること自体が好き

というもの。
ふーん、まあ当たらずとも遠からず、という無難な感想。バーナム効果もあるしね。一番意外だった資質は「適応性」だろうか。

ともあれ、この結果をもとにすると、
着想+内省で、独自の考えやアイデアを持つことができる。宝塚のレビューと踊ってみたに共通項を見出すなんて典型例かもしれない。企画部署向きだそうだ。
自我があるので、自分がやりたいことで結果を残したいという気持が強い。逆に、優秀な人、信頼できる人と付き合いたい欲求があるので、そうでないと認めた人たちに見向きもしない傾向もある。
適応性…確かにまあ、「適当になんとかなる」と開き直る傾向もある。計画的にコツコツは苦手。
最上志向は、弱点を克服するより強みを伸ばしたい欲求につながり、好きなことに熱中する気質につながる。だから弱点ばかり指摘されると萎える。何くそ見返してやるとも思わない。

自分は雑学的なことでも薀蓄をため込むのが好きなので、「収集心」とか「学習欲」がないのが意外だったが、その時の気分で上位の資質も多少は変動するだろう。少なくとも一人で行動することが全く苦にならない、むしろまわりのペースに合わせないといけない団体行動が嫌いなくらいでしかも根はグータラだから、「社交性」とか「規律性」が上位に入ることはまずないw
 なんだかんだで頭脳労働向きのようだ。
またこのテストが面白いのは、「○○というタイプは○○という職業に向いている」という決めつけをしないところ。テストの結果で出た資質に基づいて上司が的確にあつかってくれればば、どんな職業でも成功できる、という主張をしている。
たいていの性格診断って「自由奔放な性格だからマスコミ向き」とか、「他者に親身になれる性格だから教育者向き」みたいな結論で終わりだからね。
さらに34の資質から5つを順番付きで抽出すると34×33×32×31×30、単純計算で億単位のパターンがある。つまり、全く同じ組み合わせ資質を持った人に遭遇する率はかなり低い。
 日本ってどちらかっつうとオールマイティー人間を求める傾向が強いけど、職場における真のコミュニケーションとかマネジメントって、こういうことも念頭に置くべきなんじゃないかねえ。
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(聴いては)いかんのか?

アニメみないくせにそのOPとかは聴く奴wwwwwww

僕もその端くれだが、理由は一言で言えば、単純に曲調が好きだから。
(なおこの記事ではアニメで使用される楽曲、所謂アニソン以外でも声優系ユニット・ボカロソングも含めてアニソンとカテゴライズさせていただく)
自分は音楽のジャンル区分に関して吹けば飛ぶような知識しかないが、アニソンって王道アイドルソングとは違った独特の可愛さ、テンションの高さがあってそれがどうも好きなのだ。
それとアニクラ(アニソンクラブイベント)の影響も。踊ってみたを始めてから、ダンス関連の友人の影響でアニクラ、アニソン系クラブイベントに時々行くようになった。
実際半分以上は知らない曲だったりするんだが、クラブで聴くと、普段聞き流していた曲もよりビートに乗りやすくなってテンションが上がる。アニクラで気に入った曲を覚えて検索し、歌手や作曲家を覚えてまた調べる、の繰り返しでレパートリーが増えていく。


90年代の残影
水樹奈々さんとかfripsideの曲に、90年代JPOPの残影を感じたから。Fripsideはもろ浅倉・小室サウンドの影響を受けてるしね。

そんな自分が最近ヘビロテ中なのはこのあたり。

こういう底抜けに明るい曲なら萌えアニメだろうがアイドルソングだろうがホイホイ聴いてしまうのが僕の悪い癖
そしてこのアイカツ、挿入歌CD「Second Snow!」
の曲に全く外れがない。
http://www.amazon.co.jp/Second-Show-%E3%82%8F%E3%81%8B%E3%83%BB%E3%81%B5%E3%81%86%E3%82%8A%E3%83%BB%E3%81%99%E3%81%AA%E3%81%8A-STAR%E2%98%86ANIS/dp/B009PN1PIE
特にキラキラテクノサウンドが溢れるナンバー、prism spiralの完成度の高さはやばい。





よく奈々さんに良曲を提供している上松範康さんの作曲ではないが、サビで鳥肌立ったのは久しぶり。

労働日記

タイトルの通り、
なんやかんや(といってもその間就活というクソイベやら労働問題にちょっと関わったりやらしていたs)を経て4月から正規雇用労働者となっている。
僕がいまさら申すまでもなく、今の若者を取り巻く労働環境は地雷原、あるいは人跡未踏のジャングルみたいなもんだ。
財閥系・旧国営系・規制産業・マスコミみたいな超大手企業・安定企業でもない限り、
不安と希望の挟間で生きて行くことになると思われる。
社畜!ブラック企業!精神論!パワハラ!
ニュースだけ見てると日本の労働環境はラーゲリやアウシュヴィッツも真っ青の世界のようだけど、
実際はどうなのか?
自分も労働者の端くれとして、自分がどういう環境にあり、何を思っているかの記録もとってみる。

さて自分が配属された職場、
まだ始まったばかりとはいえ、
「いや、そこはこうすればいいだけしょ」とつっこみたいことが多々ある。
特に効率悪いなーと思ったのは、僕ら新人がなすべきこととか、習得すべき知識とかが、体系的に文書化されていないこと。
かつて塾の試験監督のバイトしてた頃、試験日(要は勤務日)の出勤から帰るまでの流れをすべて1冊にした小冊子のマニュアルを貰っていて、本当にこれさえあれば新人でもバカでも仕事がこなせるようになってたんだが、そういうものがない。
だいたいは、職場を見学→社員がその都度必要なことを口頭で説明し、メモる、の繰り返し。中には仕事内容とか作業する内容とかを教えられるんだが、これが口頭で教えられるばかりで、非常にイメージが掴み辛い。
聞く側としては耳で相手の話を聞きつつ、手と目を動かして書き留める。という作業をしなきゃいけない。これって意外ときつい。文字ならいつでも読めるけど、言葉は一度聞きそびれたら聞き直さなきゃならない。それって聞く方も言う方も面倒だよね。


言葉で伝えられることって、すごく限定的だ。すぐ忘れるし。そのために大事なことは文書にして共有するのが当たり前だと思うのだが、どうもそれが徹底しているとは考えにくい。
大学じゃハンドアウトの配布や、ゼミとかでの発表内容を自作してレジュメにして配るのは当たり前だし、俺がスタッフをしていた同人イベントの実行組織ですら、会議の内容を議事録にとって文書化し、データをメールでスタッフに配信までしていた。
せめて業務内容をまとめた紙1枚でも貰えれば、それをもとに質問もしやすくなるんだが、これが言葉だけのやりとりだと、脳内で状況を思い浮かべる→わからない個所をつきとめる→言語化して質問というプロセスを経なければならず、煩雑だし非効率。

そして俺は自分の字がすごく汚いせいもあって、手書きのメモやノートはあまり使わない。冊子型になってるノートよりも自分で要点をまとめて印刷した紙の方が折りたたんで携帯に便利だし、何よりはるかに読みやすい。
だから俺は、なんか思いついた物事のメモとか、海外旅行時の緊急連絡先リストとかですらPC打ち込み→印刷です。
丁寧なノートのとり方、なんてのを工夫するより、こっちの方がよっぽど便利だと思う。

やっぱりショーとライブに限る

記事をUPしたのは23日だけど、原稿を書いたのは20日の深夜。NHK-BSプレミアムで放送中の「水樹奈々―LIVE UNION2012」を見つつ、原稿を書いていた。
まあ見ていても、原稿に目を向けて聴いているだけでも楽しい。
自分はその数日前、たまたま「ジャン・ルイ・ファージョン」「エドワード8世」「Misty Station」
のDVDを見たばかりだった。
これらの映像を見比べて、自分のミーハーっぷりを再認識。
前の芝居2作は、どちらも台詞が非常に多くて、集中して聞かないとストーリーを追えない。ひどく言うと、かったるい。
どっちも決して駄作ではないし、セットや衣装は綺麗だし、ストーリーの題材も申し分ないのだが、劇場に居たら9割がた(エドワード8世は実際観てたけど)、「早くショー(orフィナ―レ)になんないかなー」と思ってた。
一方「Misty Station」は、昨年の観劇以来初めて映像で見たけど、自分の記憶以上にいいショーだった。何度もリピート中。
トップのきりやんの「旅」というコンセプト、プロローグの曲と衣装、個人的になじみある曲(PRIDEのテーマ、魂のルフラン、集結の園へ)、終盤のAloe againのジャズアレンジでの、黒燕尾とホワイトドレスでの組子全員のダンスと、お洒落で飽きないショーになっていた。自分の中で「BLUE MOON BLUE」を抜きサイトー先生の最高傑作に。
で、宝塚の芝居とショー、それにライブの動画を見て思った。

あーやっぱ俺、根っからの演劇好きじゃないわ。そして、
ショーがなかったら、ヅカオタになってない

芝居よりショー、レビュー。その徹底ぶりはやばい。
「芝居なんかいいから全編ショーで興行つくれ」とか「後半のショーだけ正規料金より安い値段で観れるシステムがあればもっと通うのに」と思うくらいだし、僕が家で繰り返し観る宝塚の作品って、ほぼすべてショーだ。たまにNHKとかで放映する作品でも、芝居は録画だけして放置し、ショーだけ繰り返し見ている。あまりにもひどいと芝居は録画すらしない。僕にとっての宝塚のイメージは、ベルばらでもスカピンでもなく、テンションが高まる音楽、キラキラの電飾やセットの中、セリや銀橋を駆使してスターが歌い踊るショーである。
芝居でも、好きなのはエリザベートとかA/Lとか銀河英雄伝説とか、歌やダンスの比重が多い作品だ。
本質的には、芝居や台詞劇とか、狭い意味での「演劇」には関心が薄いんだろう。
一方で、ガキの頃から「子供らしい」「若者らしい」趣味ではなかったものの、Jポップ、歌謡曲、ジャズ(といってもスタンダードナンバーが殆どだけど)、アニソンと、音楽全般については自分なりに楽しんできた。
そしてヅカオタになってから始めた趣味も、ミュージカルや演劇ではなくダンス。「演じること」が主体の芝居より、「歌」「踊り」が主体のショーが好きという傾向からみても、深く考えず楽しければいい!的なミーハーぶりは明らか。
 しかもショーに病みつきになったおかげでミーハーぶりに拍車がかかり、ショーで使われた楽曲の原曲をたどったり、(僕の周りの猛者の足元にも及ばないが)アニソンライブや声優ライブに手を出すようになった。
歌舞伎にさほど興味が湧かないのも、四季や外部の演劇に宝塚ほど食指が動かないのも、ショーがないせいだろう。興味がないわけではないし、行ったこともあるけど、「楽しさ」という点では、ライブイベントの方に分があるか。
もし宝塚にショーがなく、普通のミュージカル劇団だったならば、僕は宝塚とは無縁の生活を送ったかもしれないし、あるいはもっと純粋に、四季や宝塚や東宝のミュージカルを楽しむ人間になっていたかもしれない。多分前者だったろうが。
てなわけで、個人的には小林一三御大よりも、白井鐵造先生の方に感謝しなきゃいけないのかな。

ロンドンⅡ

さて、各公演の詳細へ。

当時上演していた主な演目は、
「Phantom the Opera」
「レ・ミゼラブル」
「WICKED」
「ビリー・エリオット」
「39 steps」
「We will Rock you」
「Let It be
「chicago」
「スウィーニー・トッド」
「マンマ・ミーア」
などなど。
所謂古典的なミュージカル、音楽が原作のもの、少人数の芝居まで様々です。

まず劇場の特徴、それから各公演の感想、最後に共通する特徴を書きます。
1.劇場について

さすが100年以上の近代演劇の歴史を持つロンドンというか、どの劇場も造りは古いです。内部も狭くて、中劇場程度の規模がほとんどでしょうか。大規模やレビューやライブイベントは無理。
このラインナップの中で、雨唄は宝塚で上演歴がある(2008年の宙組。主役のドンはタニこと大和悠河さん、コズモは現花組トップの蘭寿とむさん)こと、自分でも観た(映画も宝塚版も)から、一番見たいと思っていて最初に選択。

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↑装飾で飾られたパレスシアター。他の劇場も同じように装飾があり、何の興行をやっているかすぐ分かる。

雨唄は普通に楽しい。
多少宝塚版や映画と変えている個所もあるけど、一度でも見たことあれば、英語わからなくても楽しめます。一番違うのは、コメディアン的というか、アドリブや小芝居や客席いじりで観客をしばしば笑わせてるところ。ヴォードヴィルの名残か。
例えばmake em laughは、宝塚版は映画通りの人間離れした激しいダンスで演じきったけど、ロンドンでは割と振付を変えて、コズモのコメディタッチなダンスで魅せている、という印象(説明難しい)。
1幕ラストの、アダム演じるドンのsingin the rainのダンスも、宝塚版と同様本当に雨を降らせてたけど、ダンスで水を客席に飛ばすという客席いじりつきです。
ちなみにステージにたまった水は幕間に排水&人海戦術でモップで拭き取ります。
そして素晴らしかったのが最後。大団円になって出演者全員が挨拶した後、全員がソフト帽にスーツに着替えて、傘差してsingin the rainでダンスをするというフィナ―レがついていた!1曲だけだったけど、宝塚以外でフィナ―レある興行初めて見ました。



スリラーライブは曲もマイケルだし、どちらかといえばライブショーに近いのでショー好きとして選択。
観る前は、マイケルではない他の役者がやるのってどうなのとも思ってたけど、やはりダンスのレベルはものすごく、ほぼライブイベントとして楽しんできました。
I want you backから、スリラー、ビリージーン、start something, BAD,Black or Whiteに至るまで有名曲のオンパレードで、時々観客のスタンディングもあって、ミュージカルじゃなく、ショーとして楽しめる公演。
最後のトップハットは…正直3分の1くらい寝てましたw疲れもあったし
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↑地下鉄の駅にデカデカと掲示してある広告。1930年代テイスト満点。

ちょっとだけ公式の宣伝映像がつべにあがってる
https://www.youtube.com/watch?v=0JOt9iYlKJk

元がフレッド・アステアとジンジャー・ロジャースの主演コンビのダンスが目玉のミュージカル映画だから、筋なんてあってないようなものですし。
それでも1930年代のファッション、ポスターにもあった燕尾服とシルクハットとステッキで身を固めたダンサーの総踊りだけで、それなりに楽しめました。
宝塚のレビューで聞いたことあるナンバーも3曲くらいあったし。
・全体的に、思ったこと
2.役者について
・狭い劇場ながら、3つとも音楽は生演奏でした。ただ、オーケストラピットが客席に見える形ではなく、舞台セットの後部に幕(?)のようなものがあってその裏で演奏する形で、演奏風景はよくは見えません。
・やっぱ本場の西洋人に1920~50年代のファッション着せるとガチで似合うね(あの時代のホテルのメイド服とか好きだし似合ってるんよ白人さん)。そしてヅカメイクくらい派手にしないと日本人じゃ対抗できません。
・一番凄いと思ったのはダンス。端役に至るまでバネが仕込んでるかのようなレベルの高さした。これも宝塚じゃ太刀打ちできません。ちなみにタップのパートがかなり多い。
・トップハットは燕尾服の紳士によるダンスが有名ですが、生で観ると宝塚の燕尾服との違いがよくわかります。スタイル的に宝塚の方が小顔で、脚が長い。やはり普通のダンサーの方ががっしりしてます。
・というわけで、役者の技量とコメディセンスで魅せるロンドン、衣装と装置とヴィジュアルでハッタリ利かせる宝塚、という感じであります。

2月26日から3月13日までチェコ・イタリア・フランス・イギリスをまわってきてました。
ARIAの聖地ヴェネチアが天気もよくて凄く魅力的だったり、
パリで凱旋門やアンヴァリッドでナポレオンの栄光をこれでもかと見せつけられてきたわけですが、
エンタメ関係で、ロンドンで観てきた3つの興行と、自分で体感してきたロンドンの劇場文化についてはレポせざるを得ません。
観てきた興行は、
Singin the rain@パレスシアター(言わずと知れたミュージカル映画の名作の舞台版。主演のアダム・クーパーはバレエダンサーとしても有名らしい)
Top hat@オルドウィッチ・シアター(1935年のミュージカル映画を舞台化。1930年代が好きなので観てみた)
Thliler live@リリックシアター (マイケル・ジャクソンの曲をもとにダンスと歌で魅せるステージ。)
の3つ。

まず、観劇へのハードルがすごく低い。
ミュージカル劇場はレスタースクエアからピカデリーサーカスのあたりに密集しているんですが、地下鉄レスタースクエア駅の改札を出ると、なんと目と鼻の先にチケットショップが2軒もある。
ここでは当日や数日後の興行のチケットを格安で売っていて、当日に近づくほど安く買える。たいてい50ポンド未満まで値下がりしている。
もちろん地上に出ても同じようなチケットショップが至るところにあって、20ポンド~40ポンド台でどの興行のチケットも買えてしまいます。
地元のロンドンっ子ならどこの店が安いかとか知ってるんだろうが、そこは致し方ないか。
席の選択もできるし、ちゃんと各劇場への地図も渡してくれます。
公演は夜7時~7時半以降開演が殆どで、日本より遅めだけど、地下鉄の本数は多いし、周囲の劇場が一斉にはける時間で人は多いので、治安の心配はないです。

パリにもムーランルージュやリドというレビュー劇場があるけど、こちらは高いし、観光客向けと化している印象が否めない。(現に木戸銭が高くて観てない)
とにかくこれほどまでに、
・劇場が密集してて、
・古典的なミュージカルから前衛劇まで何でもありで、しかも1週間やそこらの公演期間ではなくロングラン上演
・その日の気分でフラッと安価で観劇できる
場所があるか?というわけです。日比谷や有楽町だってこうはなってない。

演劇文化が日本とは比較にならんくらい日常に根付いていることを実感。

続きは各公演に関して。

世の中広い

同僚に高卒の子(まだ10代)がいるんだが、その子を含めて仕事仲間で食事してた時のこと。
陸上が趣味の典型的な体育会系だってことは知っていたが、ふと趣味の話題になり、俺が「まあニコ動とか、音楽聴いたりとか・・・」とまあ無難に話したら出た台詞が

「ニコニコ動画って何ですか?」


…一瞬異星人に遭遇したかのような気分になった。
いや、俺らの世代ならいざ知らず、今の10代にとって、ニコ動その他のネット上のコンテンツなんて、空気の同じような存在だと思ってたから。
いくらスポーツマンでも、みたことくらいあるでしょ?と思ったがなあ。
同時に自分が7年間で如何にオタク&変人化してマジョリティからずれたかおもいしらされたわけだが
とまあ、これだけなら趣味の違い、世の中広いよねという話で済むのだが、その高卒君がいた学校、一言で言えばいわゆる底辺校、DQN校だったようだ。
彼自身も小さい頃からずっと体育会系の環境にいたそうで、学校自体も体罰やシゴキは日常茶飯事だったらしい。聞くところによるとまさに桜ノ宮そのまんまのようだ。
教師にボコられて学校に救急車が来たとかマジ昭和のツッパリかよ。
別にそれだけなら関わり合いにならなきゃいいのだが、この高卒君のように、そういう環境下で「洗礼」を受けてきた連中が、いわゆる企業社会でマジョリティをしめるおっさん達の受けがいいのは事実だ。
俺自身はスポーツ経験も皆無だし、中高大院と、極めてリベラルな環境(何せ私服、校則殆どなし、運動会すら参加任意。こんな環境に中1から数えてもM2までなんと13年!)にいたから、これはもう、カトリックとムスリムの違いみたいなもんで、バックボーンが違うと割り切るしかないんだろうね。

(なお本人の名誉のため言っておくと彼自身は委員長も務めて一応「優等生」ではあったようだ。まあそうでもなきゃまともな会社には行けんわな。それでも理不尽に先公から殴られたりしてたそうだ)

モンテ&Amore~ショー編~

ショーの方は、芝居編で書いた通り、
予想以上に懐メロ要素が濃く、TCAでも見てるような気分。
オリジナルの場面はほぼプロローグとフィナ―レだけ。
他はひたすら過去のレビューのリメイクが続く。
中詰めすらパイナップルの女王だし。
流石に5人の演出家(横澤・小原・内海・高木・鴨川)を1つのショーでオマージュするのは無理があったんじゃないのかな。
ショーってお決まりのプロローグ・中詰め・フィナ―レ除いたら
多くても4つくらいしかまとまった場面作れないし、
そこに5人分はきつい。
あと、場面が変わるごとに5人の先生の顔写真が大写しになるんだけど、
折角のショーで綺麗なジェンヌの姿で夢心地になってるとこにオッサンの顔が大写しになるのはちょっとどうかと…
コンセプトはわかるんだけどさ、宝塚全くしらないド素人の観客とそうでない客とで
かなり温度差が出ちゃいそうだよなあ。
芝居は有名な文芸大作で、素人でも楽しめそうだと個人的に思ったけど、
正直自分だって、昔の作品は当然生で観たことはないし、曲も聞いたことはあっても、
どんな作品のどんな曲かなんてわからない。

それが「俺は大介、あんたのショーを観に来たんであって懐メロショーを観に来たんじゃない」という叫びに
つながってる。
まーそれでも草○とか岡○に比べりゃマシだしオリジナルの曲はよかった。

ちなみに開演時のイントロ(?)にパリゼットとかモンパリとかが使われてたけど、
白井鐵造大先生だけは別格というか、100周年に彼のためのショーでもとっておくんでしょうか?
それが実現すれば、戦前の名曲や当時の雰囲気をどう料理するか楽しみではありますが。
ひそかに期待してます。

モンテクリスト伯&Amore de 99~芝居編~

ブシロライブの余韻冷めやらぬ3月30日、宙組観劇。

結論から言うと、
芝居、意外とよかった。
そしてショーは、
大介(演出家の藤井大介先生の愛称)よ、俺はあんたのショーを観に来たんであって懐メロメドレーを観に来たんじゃないぞ、
という第一印象。

このラインナップが発表になった時は、結構期待してはいたものの、
モンテクリスト伯という、一本立てでもまとめるのが難しいくらい
人物や事件が錯綜する大作をどうやって約100分にまとめるか?
と思ってた。
モンテに関しては、もはやヅカクラスタでも有名になったワイルドホーンが作曲した
海外版が韓国などで上演実績があるだけに、宝塚でも輸入上演するんじゃないか?なんてネットの噂レベルで
言われてたけど、今回はオリジナル。
その出来は、演出家(石田昌也という人だが、この人は宝塚らしからぬお下劣な場面をはさむことが多いので、ファンの評価は分かれる)の名前から期待していたものよりは、よかったです。
役名にあった、現代の文化祭でモンテを演じる大学生ズはストーリーの端折り役。
ダンテスの脱獄とか財宝発見とか、モンテクリスト伯としてフランスに現れ、3人組と知り合うところなんかは
原作じゃ結構見せ場が多いけど、そこを彼らの台詞で一気に省略。
ダンテスの婚約パーティーから投獄されるまでと、復讐のくだりに時間をかけたわけ。
モンテクリストとなってからの変装姿もちょこっと入れて、大筋だけはなんとか変えていない。
それでもモレル氏とその息子のマクシミリアンとか、カドルッス、ベネデットとか、
削られたりキャラ変えられた人物は多いねやっぱ。

かなり脚色されてたけどそれでも良作と思えたのは、衣装と音楽のおかげでもあると思う。
キャプテンダンテスの歌とか一発で覚えたしね!
衣装も19世紀前半が舞台なだけに綺麗でオシャレ。
(個人的にも最近ナポレオン時代とかにはまってるせいで19世紀前半の美術とかファッションも好きなんで)

そんなわけで一本立てで見たかったとは思うものの、これはこれでそれなりに綺麗にまとまった作品ではないかなと思った。
でも原作超有名で一度こういう形で上演した以上、当分同じ原作ではやらんだろうな。



どこかで見た光景

日本のことを「世界で最も成功した社会主義国」なんていうジョークがあるが、ジョークじゃなく本当に、社会主義・共産主義・ファシズムとの親和性と感じたものがある。
よくテレビや新聞で有名企業の入社式なんかが取材されるわけだけど、あの光景、よく考えると、中国やソ連にそっくり。

数百人いるような新入社員が、どっかのホールみたいなとこに集まって、社訓やら社歌やらを唱和して、拍手したりスローガンを叫んで一体感を高めるわけ。
それを壇上から見てる企業のお偉方。
…なんだか、中国や北朝鮮の党大会の映像とそっくり。
あちらでも共産党の幹部から地方党員までもが人民大会堂あたりに集って、○ヶ年計画のスローガンとかを報告して、そのたびに総立ちで拍手が起こって…みたいな映像が日本でも見れるけど、なんかそっくりじゃない?と見るたびに思う。
社畜の端くれとして自分も経験あるだけにね。
考えてみれば、巨大な官僚的組織って点じゃ、企業も共産党やナチスも同じだ。職場にはスローガンやポスターが張りだされ、一体感やらプロ意識やらを養う。
プロパガンダに躍起になってた冷戦時代の東側諸国そっくりではないか。
それに、いい大学を出て大学生活を満喫して、そのまんま大企業・有名企業に入社した、所謂体育会系さわやか青年少女見てると、共産党の中央に君臨する党官僚、いわゆるノーメンクラトゥーラを思い出した。大企業なら福利厚生は至れり尽くせりだし、
それでいて子会社も沢山あって影響力も絶大。まさしく特権階級ですよ。
さらに会社の方も建前では「CSR」とか「労働基準法」とか「コンプライアンス」とかも守って、「我が社は法律を守る民主的な企業ですよー」ということになるわけですが、その中には絶対ブラック企業とか、ワンマン独裁企業なんかも混じってるわけで、独裁国家が国名だけは「民主主義」とか「共和国」とか名乗ってるのと同じですよ。
こうして我々労働者は、社会主義国的な環境や価値観の下に日々少なからず置かれているようなのだ。
(俺は現代史をかじった者の端くれとして、ああいう社会主義やファシズムの産物(ポスターとか建築とかデザインとか、もちろん各国の歴史や文化)も嫌いじゃないが、それとそれらの世界が実際にどんな社会だったかは別問題だ。)
「中国、ソ連、北朝鮮」なんて蛇蝎のごとく嫌ってる日本人は多くて、
「あんな強権独裁国家とは違う!日本最高!」ってオカシな方向に走るやつらも中にはけど、
冷静にものを見てみると、案外身近にそういう社会に近い要素は潜んでるものかもね。
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